時給金額と勤務時間から給与を計算

関数技 時給から給与計算 
時給金額と勤務時間から給与を計算

夜勤で退社が午前0を超えてしまうときの勤務時間は?

24時間を超える時間の集計と給与計算

Excelでは、時間を表示したり時間の計算をしたりすることができます。 ただ、時間を扱うにはいくつかのポイントがあります。 今回はそのひとつである、24時間を超える集計について取り上げます。 夜勤のアルバイトの給与計算を行います。
夜勤の場合で、退社が午前0時を超えてしまうときの勤務時間の集計をどうするか点と24時間を超える時間の表示方法について学びましょう。
(Excel 共通)
(サンプルファイルは、こちらから 2013関数技22回サンプルデータ

Excelバージョン:All20192016201320102007

同じ日付の中で経過時間を求める

同じ日付の中で経過時間を求める場合は、大きい値から小さい値を引きます。

24時間を超える経過時間を出すには

退社時刻の5:30は、翌日の5時30分なので、1(日)+5.5/24という意味です。

セルに5:30とあっても、翌日なら1日分足した1+5.5/24なのだと理解してください。
E2セルに入れる式は、=D2+1-C2 この式を下までコピーします。

勤務時間の合計時間ですが、24時間を超えた分は、日として繰り上がり、セルには表示されません。 しかし、計算はされています。

24時間を超える経過時間を表示するには

セルの書式表示を変更します。
24時間を超える経過時間を表示するには、右クリックから、セルの書式設定ダイアログボックスを表示し、表示形式のタブをクリック。
ユーザー定義を選択します。

[h]:mmと入力してOKをクリックします。
24時間を超える勤務時間が表示されました。
次は、時給を掛けて給与計算です。

E9セルは、書式設定で63:30と表示してますが、実際はシリアル値です。シリアル値は、1日を1として計算しますから、 時給を計算する場合は、1日は24時間ですから24倍しなければ、正しい結果は表示されません。
ということで、G2セルの式は、=E9*24*G1

以上で、深夜勤務のアルバイトの給与計算が完成しました。

今日の講義は以上です。お疲れ様でした。