ローン返済予定表作成する PPMT関数

PPMT関数を使うと、元利均等返済時の、元金分を計算する事ができます。

PMT関数,PPMT関数 財務関数

PPMT関数でローン返済予定表

関数技 44回では、毎月の利息がどれくらいなのかを計算するために利息分を計算するIPMT関数を使いました。
今回は、毎月の支払額の内、肝心の元金部分はどれくらいなのかということを計算してみましょう。
使うのは、PPMT関数です。PPMT関数は元利均等返済時の、元金分を計算する関数です。
はじめに、毎月の返済額をPMT関数で算出し、次にPPMT関数を使って元金返済額を計算します。
(サンプルファイルは、こちらから 2013関数技45回サンプルデータ

元利均等返済時の、元金分を計算するPPMT関数

PPMT関数の書式書式を見てみましょう。
=PPMT(利率,期,期間,現在価値,[将来価値],[支払期日])
PPMT関数2

毎月の返済額はPMT関数

では、今回の例ですが、住宅ローンで20,000,000万円を借り入れたとします。
利息は、開始以来最低金利だという、フラット35の金利にしています。金利1.79%で30年返済だと、毎月の返済額は、いくらでしょうか。
PPMT関数
これは、以前紹介している月々の定期支払い額を計算する「PMT」関数を使えばいいですね。
PMT関数1
みなさんも、すでに気づいてると思いますが、ローン計算の財務関数は、引数が一緒なんですね。
PMT関数2
毎月の支払額を計算する式は、=PMT(C4/12,C3*12,C2,0)
PMT関数3
定期返済額は、\71,841です。
定期返済額
次のページでPPMT関数を使って元金返済額を計算しましょう。