飛び飛びのデータを計算

配列の確定
配列数式

2013EXCEL関数技BEST 60回

飛び飛びのデータを合計する~配列を使って

1行おきや、1列おきのデータを合計したいときに、セルを1つずつ足して合計してもいいのですが、 データの量が多いと、手間もかかって大変です。
今回は、支店別の前期売上、後期売上といったデータを前期だけ、後期だけというように簡単に合計を出します。
使う関数は、SUM関数、IF関数、そして、配列です。

(サンプルファイルは、こちらから 2013関数技60回サンプルデータ


1行おきに飛び飛びで合計する式を考える

1行おきに飛び飛びで合計する式を考えましょう。
IF関数を使って、もしB列が前期なら、C列を足すという式を使います。
飛び飛びに合計
合計を算出したいセル、例ではC19セルに、
=SUM(IF(B2:B17="前期",C2:C17,0))

と入力しますが、配列数式として確定してやります。
意味は、B2~B17までの値が前期なら、C2~C17の値を合計します。
前期でないときは、0を合計します。
通常は、作業用のセルを使って計算するものを 作業列を使わずに計算するのが配列数式です。
C19セルに=SUM(IF(B2:B17="前期",C2:C17,0))
飛び飛びに合計2
「Ctrl」+「Shift」+「Enter」で確定すると、
入力した式は、{} で囲まれて、配列数式として確定されます。
{=SUM(IF(B2:B17="前期",C2:C17,0))}

飛び飛びに合計3
後期の合計を出すには、C20セルに以下の式を入力し、
=SUM(IF(B2:B17="後期",C2:C17,0))
飛び飛びに合計4
「Ctrl」+「Shift」+「Enter」で確定し、配列数式にします。