現在の日付と時刻を調べるには

NOW関数 現在の日付と時刻を求める
SUMIF

現在の日付と時刻を調べたい時は NOW関数

NOW関数は現在の日付と時刻に対応するシリアル値を返します。
シリアル値とは、エクセル内部で時刻を管理するために使用している数値のことで、日付はシリアル値の整数が割り当てられ、時刻はシリアル値の小数が割り当てられています。(詳しくは、関数技 21回 日付と時刻の理解はシリアル値の攻略から)
Excelバージョン:All20192016201320102007
(サンプルファイルは、こちらから 2013関数技29回サンプルデータ

NOW関数で、現在の日付と時刻をワークシート上に表示

NOW関数を使うと、現在の日付と時刻をワークシート上に表示することができます。
関数の書式
=NOW()

引数は必要ないが、()は必要です。
ブックを開き直したり、F9キーを押すごとに、日付と時刻は最新の情報に更新されます。

NOW関数を使って時刻だけ表示、日付だけ表示

日付と時間がつながっていると、見づらいというケースもあります。
そこで、NOW関数を使って、時刻だけ、あるいは日付だけを表示してみましょう。

NOW関数を使って時刻だけ表示したいときは、セルの書式設定で表示形式分類から時刻を選択します。
このように好きな形式でNOW関数の時刻データだけ表示することができます。
逆に、NOW関数を使って日付だけ表示したいときは、セルの書式設定で表示形式分類から日付を選択します。
こちらも、お好みの表示形式で、NOW関数の日付データだけ表示することができます。


現在の時刻を計算に使用するには NOW関数+INT関数

以上の方法は、あくまで一部のデータを、書式設定で非表示にしただけですから、セルにデータ自体は残っています。



見た目が、たとえ時間表示だけになったからといって、計算に使うことができません。2つのシリアル値が合成されているのです。

計算に利用する場合は、NOW関数からINT関数やTRUNC関数を使用して現在の時刻を取り出す必要があります。

NOW関数から日付だけを取り出す

NOW関数から時刻部分である、小数点以下のシリアル値を削除すれば、日付だけになります。
セルに =INT(NOW()) と入力すると、日付のシリアルを取り出すことができます。
書式で標準に設定してやると、このようにシリアル値を確認できます。

INT関数、TRUNC関数どちらをつかっても日付は取り出せます。
時刻(時刻のシリアル値)を取り出すときは、
=NOW()-INT(NOW())
=NOW()-TRUNC(NOW())

書式設定を時刻とすればこのように、表示されます。

NOW関数は地味な関数ですが、奥が深い関数です。