Excel2021の使い方
エクセルの2021は永続版の Excel 2021とサブスクリプション版の Excel for Microsoft 365の2種類あります。
永続版の Excel 2021は単品製品として販売されるものや、Offie Personal 2021 Office Home & Business 2021に含まれるものです。
一方をサブスクリプションの microsoft 365単品としては存在していません。
Microsoft 365は常に新しいバージョンのアプリケーションソフトを使用できるので、世界的な流れとしてはサブスクリプション版に移行しているユーザーが多いです。
ただし、永続版 Excel 2021が発売された2021年11月時点ではどちらも内容が完全に一致していました。
Excel 2021の新機能として搭載されたものは、サブスクリプション版の Microsoft 365で先行導入された機能です。
それは共同編集の強化と、コメントとの協同作業を強化がありました。
また新しく採用された Xlookup 関数、Let関数 Xmatch 関数などの関数です。
さらに動的な配列を可能にする、6つの関数もあります。FILTER 関数、SORTソート関数、 SORTBY関数 Unique 関数、SEQUENCE関数、RANDARRAY関数。
それらの使い方については、こちらのそれぞれのページで紹介しています
デザイン的には従来の Excel に比べて、すっきりした印象を持たれたかと思います。
それはタイトルバーの Excel 固有の色が廃止されたためです。それでもアクセントカラーとして、エクセルの濃いグリーンの色は残されています。
またひとつとても驚いたことには、クイックアクセスツールバーが非表示になりました。
そしてこれを表示したいと思って設定を変更すると、なんと上部ではなく、クイックアクセスツールバーはリボンの下に配置されることになっていました。これはとても残念なことに思います
Excel 2021のワークシートはブック形式以外の様々なファイル形式にエクスポートできます。
バックステージを表示させるとエクス、ポートという項目が増えており、 PDF 以外にも色々な形式で保存が可能になっています。
Excel 2021対応OS
Windows 向けのOffice 2021/2019/2016 には対応OSの違いがあります。
対応OSがWindows 8.1の場合は、2021/2019/2016が利用できません。
製品名 | Office 2021 | Office 2019 | Office 2016 |
---|---|---|---|
Windows 11 | 〇 | 〇 | 〇 |
Windows 10 | 〇 | 〇 | 〇 |
Windows 8.1 | × | × | 〇 |
スピルの機能つきで追加された関数
スピル機能のある関数
関数名 | 説明 |
---|---|
FILTER | FILTER 関数は指定したセルの範囲や配列から条件に一致する値に絞り込みます。 |
SORT | SORT 関数は、範囲または配列の内容を並べ替えます。 |
SORTBY | SORTBY 関数は、範囲または配列の内容を、複数の範囲を基準として並べ替えたうえでスピル配列として並べ替えます。 |
UNIQUE | UNIQUE 関数は、覧表または範囲内から重複データを削除した一意(ユニーク)な値の一覧を返します。 |
RANDARRAY | RANDARRAY 関数は、0から1までのランダムな数値の乱数を生成できる関数です。スピルに対応しています。 |
SEQUENCE | SEQUENCE 関数は、1、2、3、4など、配列内の連続した数値(連番)の一覧表を作成する関数です。 |
XLOOKUP | XLOOKUP 関数は、VLOOKUP関数の機能をカバーする新関数です。範囲または配列を検索し、見つかった最初の一致に対応する項目を返します。 縦横に検索することができます。スピルに対応しています。 |
XMATCH | XMATCH 関数は、配列またはセル範囲内から一致する場所(位置)を探します。 |