VLOOKUPで表引きスピルは使えるか Excel2021 Microsoft 365

VLOOKUPで表引きするときに、Unique関数を使ったリストを参照します。その際にスピルは使えるかというケースです。スピルを使う方法を解説します。

スピルとVLOOKUP、XLOOKUP 関数 07回

スピルとXLOOKUPとVLOOKUP

ここでは、Unique関数でスピル表示した単価表を表引きして、売上個数に乗算し売上金額を出したいと思います。
表引きするには、VLOOKUP関数、およびXLOOKUP関数を使うことができます。
表引きするリストは、Unique関数で作成しています。スピルを使うことができるのか、それとも使わない方がいいのかと悩む前にぜひご覧ください。
(サンプルファイルは、こちらから サンプルデータ


金額を表引きするXLOOKUPとVLOOKUP

  1. 商品ごとの単価の表をこちらに作っています。
    VLOOKUPで表引きスピルは使えるか、タイトル01
  2. I列にはセルE3に入ってる数式をコピーしています。
    G3セルに売り上げ金額を出します
    VLOOKUPで表引きスピルは使えるか、タイトル02
  3. 最初はVLOOKUPで数式を入れてみます。従来どおりです。
    VLOOKUPで表引きスピルは使えるか、タイトル02
  4. 単価の特定は、=VLOOKUP(E3,$I$3:$J$9,2,0)でできるので、それに個数を掛けてやれば売上金額です。
    =VLOOKUP(E3,$I$3:$J$9,2,0)*F3
    VLOOKUPで表引きスピルは使えるか、タイトル02

VLOOKUPにスピルは可能か

  1. さて、今回の課題は、VLOOKUPでスピルを利用できるかということです。
    参照するE3セルには、Unique関数の数式が入っています。

    VLOOKUPで表引きスピルは使えるか、タイトル03
  2. F列の売り上げ個数を集計する数式でもスピルを利用しました。

    VLOOKUPで表引きスピルは使えるか、タイトル04
  3. 普通に入力したVLOOKUPの数式をスピル対応に変更します。
    =VLOOKUP(E3,$I$3:$J$9,2,0)*F3
    スピルを利用するので、E3のうしろに#をつけて
    E3#とします。
    また掛ける売上個数F3にも、スピルを利用するので、
    F3#とします。 VLOOKUPでスピルを利用するための式は
    =VLOOKUP(E3#,$I$3:$J$9,2,0)*F3#

    VLOOKUPで表引きスピルは使えるか、タイトル05
  4. VLOOKUPで表引きスピルは使えるか、タイトル02