Filter関数でOR条件を使う 

Filter関数は、Excel2021 Microsoft 365で使える関数です。

Filter関数でOR条件を使う 04回

Filter関数でOR条件を使うには

前回のいつからいつ迄という日付のケースの条件はAND条件でした。
今回は、担当者が同じグループの場合を想定して、Aさん、またはBさんならという条件を使ってデータを抽出してみましょう。

(サンプルファイルは、こちらから サンプルデータ


Filter関数で使うドロップダウンリスト

  1. Filter関数で使うドロップダウンリストを2つ作成します。
    1つ目は一番初めに作ってあったドロップダウンリストです。

    Filter関数でOR条件を使う、タイトル01
  2. F4セルには図のような式が入っています。条件としてB2:B101=H1 指定したB2:B101の範囲からH1と同じデータを抽出せよという、命令です。

    Filter関数でOR条件を使う、タイトル02
  3. そしてH2セルには、H1セルをコピーしています。全く同じ数式が入っているわけです。ドロップダウンリストは、セルごとコピーできるのです。

    Filter関数でOR条件を使う、タイトル03
  4. 今は、2つのドロップダウンリストに表示されているのは、同じ人ですが、これは後で変更します。
    F4に入力されている数式の条件部分を変更しましょう。

    Filter関数でOR条件を使う、タイトル04

OR条件を表す数式

  1. OR条件は、数式で以下のように表す事がきます。
    =FILTER(A2:C101,(B2:B101=H1)+(B2:B101=H2),"")
    OR関数を使わずに、+で条件を繋げているだけです。

    Filter関数でOR条件を使う、タイトル05
  2. 2つのドロップダウンリストの氏名を変更すると、OR条件満たすデータが表示されます。

    Filter関数でOR条件を使う、タイトル06