マクロで一行おきに空白行を挿入
マクロ講座46回
空白行を一行おきやN行おきに挿入 マクロ講座
一行おきに空白行を挿入するマクロ~
空白行を1行おきに挿入すると、データが見やすくなります。とくにデータが多い場合や文字列が長い場合などは顕著です。
それで、みなさん一行おきに空白行を挿入するわけですが、データが多いと一行おきに空白行を挿入する作業は結構たいへんです。
Excel技で一行おきに空白行を挿入を紹介していますが、今回は、それをマクロでスマートにやってしまおうというわけなんです。
(サンプルファイルは、こちらから 2013マクロ講座46回サンプルデータ)
空白行を1行おきに挿入する
以下のサンプルに空白行を挿入します。
サンプルの行は、6行あります。
サンプルの行は、6行あります。
この最終行をもとめるには、Endプロパティを使います。
A列の1行目から、下方向に(xlDown)へ検索し最終行を探します。
最終行 = Range("A1").End(xlDown).Row
A列の1行目から、下方向に(xlDown)へ検索し最終行を探します。
最終行 = Range("A1").End(xlDown).Row
何回行を挿入するかは、最終行から、2行目までの変数iにします。
Sub 空白行を1行おきに挿入() Dim i As Integer, 最終行 As Integer 最終行 = Range("A1").End(xlDown).Row For i = 最終行 To 2 Step -1 Cells(i, "A").EntireRow.Insert Cells(i, "A").EntireRow.ClearFormats Next End Sub
Cells(i, "A").EntireRow.ClearFormats としたのは、書式が設定されていると書式をコピーしてしまうので、クリアするためです。
コードを実行すると、
コードを実行すると、
空白行を2行おきや3行おきに挿入する
上の例では、空白行を1行おきに挿入しましたが、場合によっては2行おきや3行おきに空白行を挿入したいケースもあります。
3行おきに空白行を入れたい場合は、Step -3とします。
3行おきに空白行を入れたい場合は、Step -3とします。
Sub 空白行を3行おきに挿入() Dim i As Integer, 最終行 As Integer 最終行 = Range("A1").End(xlDown).Row For i = 最終行 - 2 To 4 Step -3 Cells(i, "A").EntireRow.Insert Cells(i, "A").EntireRow.ClearFormats Next End Sub
コードを実行すると、空白行が3行おきに挿入されます。
空白行を削除したい時は、マクロ講座21回のマクロの記録で作成したマクロを使うことができます。
今日の講義は以上です。お疲れ様でした。
今日の講義は以上です。お疲れ様でした。