MINIFS関数で条件を指定して最小値

MINIFS関数は、最小値を計算する前に1つ以上の条件を指定して、データを絞り込み、その範囲で最小値を返す関数です。
MINIFS関数

2016EXCEL関数 06回

条件を指定して最小値を絞り込むMINIFS 関数

MINIFS関数は、Excel(エクセル)2016で追加された新関数です。 ここでは MINIFS関数の引数や使用方法について解説しています。MINIF S 関数は、 複数の条件に対応する範囲の中から最小値を求めることができます。 例えば 分類や数値の大小日付などを条件にして、最小値を取得したいときなどに使うことができます。
使い方はMAXIFS関数と同様です。

MINIFS関数の書式

MINIFS関数は、引数として、最小範囲(最小対象範囲)に最小値を求めるデータ範囲を指定し、条件範囲1には条件を探す範囲を指定、条件1にはその条件を指定します。条件は126個まで指定可能です。
MINIFS関数の使い方1

MINIFS関数の使い方

MINIFS関数を関数ライブラリの統計関数から探します。
MINIFS関数の使い方2
関数の引数ダイアログボックスが表示されます。
引数に最大値と表示されていますが、これは単純なミスです。最小値を探す範囲を指定します。
MINIFS関数の使い方3
(関数の引数ダイアログには最大値と書いてあるが)最小値には、最小値を求めるデータ範囲D3:D26を指定し、条件範囲1には条件を探す範囲A3:A26を指定、条件1には、条件とする支社名を入力しました。
2つ目の条件として条件は性別で男性を指定しました。引数は、最大で126個まで指定可能ですが、この例では2つです。
MINIFS関数の使い方4
上記のサンプルでは、条件を2つ指定して本社の男性の最低スコアを求めました。
条件の設定がかんたんでとても使いやすい関数です。