IF関数で使う比較演算子と場合分け
IF関数と比較演算子 エクセルの関数技
IF関数で比較演算子を使った場合分けの基本
条件によって処理方法を変更する場合は、IF関数を使います。
ここでは、2通りに分ける基本的なIF関数の使い方を解説します。
条件式には比較演算子を使います。 = < > をどのように使うのか確認してください。
(サンプルファイルは、こちらから 関数技18回サンプルデータ)
IF関数で判定を自由自在にこなすには
「○○だったら××を行い、○○でなかったら▲▲を行う」の場合、
「○○であるか・ないか」が条件(式)になり、
その条件の違いによって処理方法変わり、結果が異なります。
IF関数は、これらの条件式を用いて式を形成して行きます。つまり
=IF(論理式, [真の場合], [偽の場合])
■条件式(論理式)が○○だったら真の場合の処理××を行い、
満たされないとき○○でないとき(偽の場合)は、▲▲を行う
IF関数で行う比較演算子を使って合否判定
■問題■ 400点以上を合格とし、それ以外を不合格とする。
C列に、合計点が400点以上なら合格、それ以下なら不合格と表示させたい。
例えば、受験番号1番の合否をB2セルで判定するには、
IF関数の「条件式」を「B2>=400」とし、
これが満たされるときに表示する「値1」を「"合格"」、
満たされないときに表示する「値2」を「"不合格"」とする。
IF関数の「条件式」を「B2>=400」とし、
これが満たされるときに表示する「値1」を「"合格"」、
満たされないときに表示する「値2」を「"不合格"」とする。
セルC2にこのように入力する
=IF(B2>=400,"合格","不合格")
=IF(B2>=400,"合格","不合格")
入力したIF関数の数式をオートフィルでコピーします。
入力された式は、下図のようになっています。
条件を判定する際に使うのが、条件式ですが、比較演算子の使い方を見ておきましょう。
IF関数で使う条件式と比較演算子
条件式
意味(セルの内容を示しています)
A2 = B2
A2 と B2は等しい(一致)
A2 <> B2
A2 と B2は等しくない(不一致)
A2 > B2
A2 は B2より大きい
A2 >= B2
A2 は B2 以上
A2 < B2
A2 は B2より小さい
A2 <= B2
A2 は B2以下