作業列なしで飛び飛びに累計する
前期売上だけ集計する関数技BEST 11b回
作業列なしで一行おきに飛び飛びで集計
奇数行のみや、偶数行のみを合計するようにすれば、飛び飛びの集計ができるということが、関数技11回の内容でした。
同じ考え方ですが、今度は作業列を表示しないでスマートに集計します。使う関数はSUMPRODUCT関数です。
飛び飛びのセルを合計
前期売上は偶数行の合計となりますね。偶数かどうかは、前ページ説明したMOD関数とROW関数を使った数式で判定できます。前期売上を求めるセルに次の式を入力します。
=SUMPRODUCT((MOD(ROW(C2:C13),2)=0)*(C2:C13))
=SUMPRODUCT((MOD(ROW(C2:C13),2)=0)*(C2:C13))
数式のMOD(ROW(C2:C13),2)=0の部分は、赤枠で別に表示した処理をしています。
余りが0ならTRUE(数値なら1)、余りが1ならFALSE(数値なら0)と判定しています。
それぞれに、C2:C13までを掛けると、当然ですが、奇数行は0を乗算するので0になります。
後期売上は、条件の部分が、奇数行なのでMOD(ROW(C2:C13),2)=1と変更します。
後期売上は、条件の部分が、奇数行なのでMOD(ROW(C2:C13),2)=1と変更します。
最終的に、前期売上の累計と後期売上の累計にそれらを合計した総売上を出して完成です。