注文、発注はケース単位で CEILING 関数
箱買いオンリー?エクセルの関数技
CEILING 関数でケース単位で計算
バラ売りでは、定価だけど、まとめて買うと安くなるんだ。問題は、いくつ注文するかだよ。
Excelバージョン:
(サンプルファイルは、こちらから 関数技17回サンプルデータ)
注文、発注はケース単位で CEILING 関数
「食玩(しょくがん)」と呼ばれるおまけ付お菓子が、大人の間でも根強い人気を保っています。元祖は「江崎グリコ」のおまけですが、どんどん進化してお菓子メーカーばかりか、玩具メーカーも本気で参入しているのです。
なぜなら大人は「ケース単位で買う」大人買いで大量に購入するから。
さて、商品を仕入れたり販売したりする時もケース単位でということが多々あります。
今回は食玩を12個で1箱の「ケース単位」に換算するにはどうするか?です。
■ CEILING(シーリング)関数を使います。
なぜなら大人は「ケース単位で買う」大人買いで大量に購入するから。
さて、商品を仕入れたり販売したりする時もケース単位でということが多々あります。
今回は食玩を12個で1箱の「ケース単位」に換算するにはどうするか?です。
■ CEILING(シーリング)関数を使います。
CEILING関数は、基準値を単位として数値を切り上げることができる関数です。同様な関数として、切り捨てを行うFLOOR関数もあります。
CEILINGには『天井、最高限度』という意味があります。
数値が基準値の倍数ならその値を返す。
数値:対象となる数値。
基準値:倍数の基準になる数値。
CEILINGには『天井、最高限度』という意味があります。
=CEILING(数値,基準値)指定した「セル」の数値を、基準値の倍数のうち最も近い値に切り上げる(「0」から遠い方にある基準値の倍数にする)。
数値が基準値の倍数ならその値を返す。
数値:対象となる数値。
基準値:倍数の基準になる数値。
箱買いの計算方法
■12個で1箱の「ケース単位」に換算するには?
本当は、30個でいいのだけれど、ケースでしか発注できない場合は、実際には何個頼めばいいのかを換算します。
D3に入れる式は、
=CEILING(数値,基準値)
数値に、必要数30を入れ、基準値に12をいれます。
=CEILING(30,12)
この表を何度も使うようなら、直接数値を入れずに、
数値が変更になる場合も考慮し、セルを指定します。
=CEILING(B3,C3)
=CEILING(数値,基準値)
数値に、必要数30を入れ、基準値に12をいれます。
=CEILING(30,12)
この表を何度も使うようなら、直接数値を入れずに、
数値が変更になる場合も考慮し、セルを指定します。
=CEILING(B3,C3)
同様に、D4セルは、
=CEILING(B4,C4)
セルに入る式は、上記のようになります。
FLOOR 関数 ケース以上なら端数は単品でも
■ケース以上の注文であれば、端数は単品で受けてくれる場合は、FLOOR 関数が使えます。
=FLOOR(数値,基準値)
指定した「セル」の数値を、基準値の倍数のうち
最も近い値に切り下げる(「0」に近い方にある基準値の倍数にする)。
=FLOOR(数値,基準値)
指定した「セル」の数値を、基準値の倍数のうち
最も近い値に切り下げる(「0」に近い方にある基準値の倍数にする)。
引数の数値に必要個数を、基準値に1ケースの個数を指定します。実際には、式を入力すると、このように表示されます。
発注ケース数は、換算数量をケース個数で割ります。
単品の発注数は余りを出すMOD関数で算出します。
=MOD(数値,除数)
数値には、必要個数を入れ、除数には、1ケース個数を入れてやると、
sあまりが出ますので、それが、単品発注数となります。
=MOD(数値,除数)
数値には、必要個数を入れ、除数には、1ケース個数を入れてやると、
sあまりが出ますので、それが、単品発注数となります。
今回の箱買いの操作方法(CEILING関数、FLOOR関数、MOD関数)は、Excel 2002,2003,2007,2010,2013 共通です。