一部のセルやシートを再計算する

再計算機能を無効にしてマクロで再計算

一部だけ再計算 3行マクロ 65回

エクセルの自動計算

エクセルのデフォルトでは、セルの値を変更するとすぐに自動で再計算されます。これがエクセルの良い所でもあります。 ただワークシート上に大量の計算式が入力されているような場合には、データを一つ入力するたびに全体の再計算を行うので、 処理が遅くなる場合があります。 そのような場合は、再計算機能をいったん無効にすると処理が早くなります。 途中で、結果を知りたい場合などには、再計算を手動で行う事ができますよ。再計算させるには、 F9 キーを押すだけです。

(サンプルファイルは、こちらから 3行マクロ65回サンプルデータ
Excelバージョン:Excel2016201320102007

再計算機能をいったん無効にする

再計算機能を無効にするには、エクセルのオプションから行います。オプションの数式から、計算方法の設定を自動から手動に変更します。
一部のセルやシートを再計算マクロ1
OKをクリックしてシートに戻ると、データを入力しても、計算は自動で行われません。
一部のセルやシートを再計算マクロ2

再計算するには、F9

再計算させるには、 F9 キーを押します。
一部のセルやシートを再計算マクロ3

マクロでセルの一部だけ再計算するには

今度はマクロで一部だけ再計算をさせましょう。 例ではセル範囲 C14:H14 をCalculateメソッドで再計算させます。
Sub saikeisan() '指定されたセル範囲
Range("C14:H14").Calculate
End Sub
Calculateメソッドの対象となるオブジェクトは、開かれているすべてのブック、ブック内の特定のワークシート、ワークシート内の指定されたセル範囲のいずれかです。
一部のセルやシートを再計算マクロ4
すべてのブックを対象として再計算させる場合は、 Application.Calculate 特定のワークシートの場合は、 Worksheets(1).Calculate のように書きます。 一部のセルやシートを再計算マクロ5

イミディエイトウィンドーから再計算する

すばやく実行したければ、マクロを書かなくてもイミディエイトウィンドーに次のように書いて実行することもできます。
Range("C14:H14").Calculate または、 [C14:H14].Calculate のように書いて Enterキーを押します。 ポインタの位置は同じ行の末尾や、行内のどこであってもEnterキーを押して実行されます。
NAMAマクロ6

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