RANK.AVG関数で同順位をはっきりさせる
1位が2人いるなどというときに、平均の順位1.5位を返すのがRANK.AVG関数です。
RANK.AVG関数で平均順位 Excel2013関数技50b回
RANK.AVG関数を使うと同順位が複数いる場合にはっきりする
順位を求めるときに、対象の範囲に同じ数値が複数ある場合、RANK関数ではすべてが同じ順位になります。
例えば、1位が3つあれば、RANK関数では、1位、1位、1位、4位・・・のように最上位の順位に3つ並びます。
これでは、困る場合もあるので、RANK.AVG関数が用意されました。
RANK.AVG関数では、平均の順位になります。上記の例では、順位を合計した数値(1位+2位+3位)の平均は2なので、1位はなく、2位が同順で3つということになります。
(サンプルファイルは、こちらから 2013関数技50回サンプルデータ)
RANK.EQ関数は、従来のRANK関数と同じ
Excel2010から追加された関数に、RANK.EQ関数(ランク・イコール)と RANK.AVG関数(ランク・アベレージ)があります。
RANK.EQ関数は、従来のRANK関数と同じ結果を出します。
RANK関数は、Excel2010以降は互換性関数に分類されていますが、従来と同様に使う事ができます。
同順位のランキング RANK.AVG関数
RANK.AVG関数の場合、複数の値が同じ順位にあるときは、平均の順位が返されます。
例の場合では、2と3の合計の平均ですから、1位の次は2.5位が2名、続けて4位・・・となります。
=RANK.AVG(H3,$H$3:$H$12)

1位が2つある時は、1.5位が2名と表示されます

