SEQUENCE関数の応用例 Excel2021 Microsoft 365
SEQUENCE関数を使った例として、「連続する数値ばかりでは使い道が限定されるんじゃないか」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこでこれから連続する数値以外の数値の並びも考えていこうと思います。
SEQUENCE関数の応用例 関数 13回
SEQUENCE関数で増減の目盛りをランダムにする
SEQUENCE関数の構文
SEQUENCE(行,列,開始,目盛り)
「連続した数値しか作成できないの?」という要望も中にはあるかもしれません。
SEQUENCE関数は、行数、列数を指定できるのは、いいのだけれど、「数値はランダムでいれたいんだ。」などというケースです。
=SEQUENCE(10,3,int(rand()*100),(int(rand()*100))
=SEQUENCE(10,3,80,(int(rand()*100))
(サンプルファイルは、こちらから サンプルデータ)
SEQUENCE関数を使いランダムな値を範囲に入れる
ランダムな値というと思い浮かぶのはRAND関数です。
RAND関数は0以上1未満の実数の乱数を発生させることができます。
引数は不要です。0から1未満と言うと小数点がつくわけですから、好きな桁数で使うために、少しの工夫が必要です。
たとえば、10倍して、整数部分だけを使うというような形です。つまり端数はいらないということであればINT関数を使ってそれを整数化するのです。
RAND関数の書式は、RAND()です。引数はありません。
関数の引数がわかりやすいので、関数の入力ダイアログからSEQUENCE関数の引数ダイアログを表示していますが、直接入力しても構いません。
下のサンプルは目盛りを1で増加させた場合です。
INT関数とRAND関数を使い目盛りを設定します。
引数目盛り:(int(rand()*10))
10倍することで、目盛りが10までの整数で変化します。数式は、=SEQUENCE(10,3,80,(INT(RAND()*10)))と入力しています。
初期値もランダムでいいのであれば、
引数初期値:(int(rand()*100))などにしても良いでしょう。
引数初期値:(RANDBETWEEN(60,90))RANDBETWEEN関数なら、範囲を指定できます。こちらはRANDBETWEEN関数を使っています。