Excel VBA 3行マクロ~21回 フリガナを自動でつけるマクロ

フリガナを自動でつけるマクロ

フリガナを自動でつける

3行マクロ 21回

フリガナを自動でつけるマクロ

フリガナを自動でつけるマクロって必要なの?と思うかもしれません。
フリガナを表示させたいセルを右クリックして、 メニューからふりがなの表示を選択すればフリガナが表示されますから。
でもそれは、入力した時の読みをExcelが記憶しているからで、データをテキストファイルで受けっとった場合など、それをそのまま利用しても、フリガナは表示されません。
今回作成するマクロは、Excelのフリガナ機能が働かない場合に、マクロで振り仮名を表示させようということなのです。
(サンプルファイルは、こちらから 3行マクロ21回サンプルデータ
Excelバージョン:Excel2016201320102007

振り仮名が表示されない場合

振り仮名を表示させるには、右クリックから振り仮名の表示を選択しますが・・・
振り仮名を表示
この表は、データを他のアプリケーションから持ってきたので、振り仮名が表示されません。このような時に、マクロで振り仮名を表示できたら便利ですね。
振り仮名が表示されない

マクロで振り仮名を表示させる

マクロで振り仮名を表示させると言っても、残念ながらマクロの記録では作れません。
VBEを起動してコードを入力します。
振り仮名1
VBEを起動したら、左側からVBEProject(PERSONAL.XLS)を選びます。すでにある標準モジュールに追記してもいいですし、挿入メニューから「標準モジュール」を選択してあたらしい標準モジュールに記載してもかまいません。
振り仮名2
Sub 振り仮名を自動でつける
とマクロの名前を書いて、その後に、()を付けます。
すると、End Sub が自動的に記入されます。
振り仮名3
間に次のようにコードを記載します。
Sub 振り仮名を自動でつける()
    Selection.SetPhonetic
End Sub
これだけです。
選択範囲に振り仮名をつけるという意味になります。
先ほどの、振り仮名の表示されない表で確認しましょう。マクロを表示させて、振り仮名を自動でつけるマクロを選択し、実行をクリック。
マクロを実行
自動で振り仮名が入力されました。 ただし、Excelのおすすめ振り仮名ですから、読みが違う場合もあります。確認が必要です。
振り仮名を自動でつけるマクロ
こちらは、右クリックメニューからの[振り仮名を表示]をコードに入れています。
Sub 振り仮名を自動でつける()
    Selection.SetPhonetic
    Selection.Phonetics.Visible = True
End Sub
With ~ End Withステートメントを使う場合
Sub 振り仮名を自動でつける2()
    With Selection     
      .SetPhonetic                
      .Phonetics.Visible = True 
    End With
End Sub
    
今日の講義は以上です。お疲れ様でした。

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