数値文字列を数値に戻すVALUE関数
VALUE関数は、文字列として入力された数値を数値形式に変換する関数です。
VALUE(バリュー)関数 2013関数技 47回 文字列操作関数
文字列として認識された数値を数値に戻すVALUE関数
外部データから取り込んだ数値が文字列としてインポートされてしまった場合、そのままでは、計算を行えません。
変換したり、再び入力し直したりしなければなりませんね。
そんな時、VALUE関数を使用すると、Excelが認識できる数値やシリアル値に変換できます。
VALUE関数は、関数の分類[文字列操作]から使用します。
(サンプルファイルは、こちらから 2013関数技47回サンプルデータ)
VALUE関数の基本的な使い方
関数の書式
=VALUE(文字列)

=VALUE(文字列)

ネットから取り込んだデータなどを、インポートした時に文字列として表示されてしまうことがあります。
下の表のA列の数字は、文字として表示されているために、左づめになっています。
そこで、変換したいセルのとなりに数値として表示します。B2セルに、=VALUE(A2) と入力します。

そこで、変換したいセルのとなりに数値として表示します。B2セルに、=VALUE(A2) と入力します。

数値が返されました。


後は、オートフィルでコピーしてください。


文字列のコードから数値を取り出して表引きする。
型番にはアルファベットがついていて文字列として入力されています。
価格表の方は、数値だけで検索するようになっています。
価格表の方は、数値だけで検索するようになっています。

VLOOKUP関数を使って、標準価格を取り出したいのですが、その前に、型番から数値部分の文字列をとりだします。
文字列の右側からRIGHT関数で3文字取り出しています。

文字列の右側からRIGHT関数で3文字取り出しています。

それを取り出した文字列を数値形式にするのに、VALUE関数を使います。


VLOOKUP関数の引き数としてVALUE(RIGHT(A3,3))の式を使います。


このように、VALUE関数は、文字列の中にある数値を他の文字列関数とともに使うことで取り出すことができます。
