上期下期を表示する方法
2013Excel技BEST 85回
会計年度に合わせて上期下期を表示
今回は、会計年度に合わせて日付を表示する方法を紹介します。
サンプルとして、4月1日~9月30日までを上期、10月1日~翌年3月31日までを下期と表示しましょう。
(サンプルファイルは、こちらから 2013基本技85回サンプルデータ)
EDATE関数で3ヶ月前の年を
表の上部に◯◯年度上期あるいは、◯◯年度下期のように表示したい場合には、どんな関数を使えば良いでしょう。
まず、◯◯年度を考えます。会計年度の始まりは4月ですから、該当年は、実際の月より3ヶ月前の年なります。
まず、◯◯年度を考えます。会計年度の始まりは4月ですから、該当年は、実際の月より3ヶ月前の年なります。
使う関数は、EDATE関数です。EDATE関数は、開始日から起算して、指定した月数だけ前または後の日付に対応するシリアル値を返します。
=EDATE(A5, -3)
日付があっているかどうかの確認は、リボンの数値グループの書式から日付を選ぶと確認できます。必要なのはシリアル値なので元の標準にもどしておきます。
YEAR関数でシリアル値から年だけを取り出しましょう。
=YEAR(EDATE(A5,-3))
年や、年度をつける時は、&でつなげます。
=YEAR(EDATE(A5,-3))&"年度"
=YEAR(EDATE(A5,-3))
年や、年度をつける時は、&でつなげます。
=YEAR(EDATE(A5,-3))&"年度"
IF関数で上期下期の判定を
年度の次は上期か下期かの判定です。
上期は4月~9月ということですから、IF関数で複数条件にしてみるのが、一番先に思いつきますね。(他にはCHOOSE関数を使う方法もあります。)
上期は4月~9月ということですから、IF関数で複数条件にしてみるのが、一番先に思いつきますね。(他にはCHOOSE関数を使う方法もあります。)
=IF(AND(3<MONTH(A5),MONTH(A5)<=9),"上期","下期")
数式の意味をわかりやすくするために、年と上期下期をA1セルとB1セルに分けて数式を入力しましたが、
2つの式を一緒にして合わせると以下のような式になります。
=YEAR(EDATE(A5,-3))&"年"& IF(AND(3<MONTH(A5),MONTH(A5)<=9),"上期","下期")
日付を入力するA5セルを4月に変更すると、年度が変わり上期と表示されます。
EDATE関数を使うと会計年度などを表示するのも簡単です。お疲れ様でした。