VBAの基礎知識 前のワークシートや後ろのワークシートを参照する
特定のシートの前のワークシートや後ろのワークシートを参照する
![前のワークシートや後ろのワークシートを参照する](gazo2022/macro_basic005.png)
![前のワークシートや後ろのワークシートを参照する](gazo2022/macro_basic005.png)
VBAの基礎知識 005回
前のワークシートや後ろのワークシートを参照する
指定したシートの前(左)や後(右)のシートを参照するには、WorksheetオブジェクトのPreviousプロパティ、Nextプロパティを使用します。
Previousプロパティが左のシート、Nextプロパティが右のシートの意味です。
前のワークシートや後ろのワークシートを参照する
選択しているシートの他のシート、前のシートや後ろのシートを参照したいということがあります。
その時にいちいち名前で指定していたので面倒です。
ここではPreviousプロパティと NEXT プロパティを使用して簡単に指定してみましょう。
前のシートと後ろのシートの名前は?
1.下記のサンプルでは、 2番目のシートを選択して、前のシートと後ろのシート名を表示します。
Sub 前と後のシート名を参照する() Worksheets(2).Select MsgBox "前(左)のシート:" & ActiveSheet.Previous.Name & Chr(10) & _ "後(右)のシート:" & ActiveSheet.Next.Name End Sub
![前のワークシートや後ろのワークシートを参照する1](gazo2022/macro_basic005_02.png)
2. 次のコードでは2番目のシートをコピーして、3番目のシートの後ろに配置しています。
Dim ws As Worksheet Worksheets(2).Copy After:=Worksheets(3) Set ws = Worksheets(3).Next MsgBox "コピーしたワークシート名:" & ws.Name
![前のワークシートや後ろのワークシートを参照する2](gazo2022/macro_basic005_03.png)
3. 構文は次の形です。
![前のワークシートや後ろのワークシートを参照する3](gazo2022/WorkSheetオブジェクトPrevious.png)