印刷ダイアログボックスを表示するマクロ
3行マクロ 36回
印刷ダイアログボックスを表示するには
今回は、印刷する前に、印刷プレビューや印刷ダイアログボックスを表示させると、必要な設定をし忘れたり、うっかり部数を間違えたりというようなミスがなくなり便利です。今回は、印刷プレビューや印刷ダイアログボックスを表示させるマクロを作ります。
(サンプルファイルは、こちらから 3行マクロ36回サンプルデータ)
Excelバージョン:
印刷プレビューを表示するマクロ
はじめに、印刷プレビューを表示させるマクロの紹介です。
印刷プレビューを表示させるにはPrintPreviewメソッドを使います。 印刷設定を変更してほしくない場合の印刷プレビューです。
EnableChanges:=Falseとすることで、プレビュー画面で、印刷設定のボタンが使用不可になります。

印刷プレビューを表示させるにはPrintPreviewメソッドを使います。 印刷設定を変更してほしくない場合の印刷プレビューです。
Sub 印刷プレビュー() Worksheets("Sheet1").PrintPreview EnableChanges:=False End SubPrintPreviewでは、アクティブシートしかプレビューされません。
EnableChanges:=Falseとすることで、プレビュー画面で、印刷設定のボタンが使用不可になります。

印刷設定ができるようにしておく場合は、
印刷設定ボタンをクリックすると、ページ設定ダイアログボックスが表示されます。

Sub 印刷プレビュー2() Worksheets("Sheet1").PrintPreview EnableChanges:=True End Sub

印刷設定ボタンをクリックすると、ページ設定ダイアログボックスが表示されます。

「印刷プレビュー」というマクロボタンを作っておくと便利です。
印刷ダイアログボックスを表示させるマクロ
印刷ダイアログボックスを表示させるには、ExcelというApplicationオブジェクトのDialogsコレクションのメンバーからxlDialogPrintを表示します。

Sub 印刷ダイアログ() Application.Dialogs(xlDialogPrint).Show End Sub

そして、印刷部数を設定したい場合、名前付き引数にArg4:=2のように指定します。
Sub 印刷ダイアログ() Application.Dialogs(xlDialogPrint).Show Arg4:=2 End Sub
マクロを実行すると、部数がすでに設定されて表示されます。


Arg4:=2は、部数を2部という初期設定にする引数の使い方です。では、開始ページと終了ページを指定してするには、次のようにします。。
Sub 印刷ダイアログ2() Application.Dialogs(xlDialogPrint).Show Arg4:=2, Arg2:=1, Arg3:=2 End Sub
xlDialogPrintの引数

プリンタを指定したい場合は、Arg13:="Adobe PDF"のようにプリンタ名を""で囲ってく

Sub 印刷ダイアログ表示3() Application.Dialogs(xlDialogPrint).Show Arg4:=2, Arg2:=1, Arg3:=2, Arg13:="Adobe PDF" End Sub
実行すると以下のように表示されます。


今日の講義は以上です。お疲れ様でした。