選択しているセルや行を強調表示
Excel の表を使って説明している時など選択している行や列セルを目立たせたいときがあります。そんな時簡単に目立たせる方法があります。

選択セルをハイライト 71回
選択セルの行列をハイライトして目立たせる方法
どのセルを選択しているのかわかりづらい、そんな時ありませんか?
Excel の表を使って説明している時など選択している行や列セルを目立たせたいときがあります。そんな時簡単に目立たせる方法があります。
条件付き書式とたった1行マクロ書くだけなんです。これはコピペでも使えます。
(サンプルファイルは、こちらから 3行マクロ71回サンプルデータ)
セルの行や列を目立たせる方法
1. 誰でも簡単にできます強調表示したいシートを準備します。データが書いてなくても大丈夫です。

2. このサンプルではシート全体を選択していますが、選択箇所は対象となるシート範囲だけでも OK です。
対象範囲は後からでも変えられるので心配はありません。

3. リボンのホームタブのスタイルグループからセルの書式設定をクリックします。新しいルールをクリックしてください。

4.「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のところに下記の式を入力します。
=OR(CELL("ROW")=ROW(), CELL("COL")=COLUMN())
OR条件は、どちらかの数式を満たす場合に実行するという意味になります。

5. 次に書式でセルの背景色を決めてやります。あとはマクロを1行書くだけです。それだけで選択セルの行と列がハイライトされるようになります。

ハイライトの他のケース、行だけ、列だけ、セルだけ強調
6. 列までは強調しなくていいとか、行は強調しなくていいなどと言う場合には、条件書式に記載した数式をこのように変更してください。
行だけを強調する場合
=CELL("ROW")=ROW()
列だけを強調する場合
=CELL("COL")=COLUMN()
セルだけを強調する場合
=AND(CELL("ROW")=ROW(), CELL("COL")=COLUMN())

VBEにコードをハイライトする為の記述
7. ではマクロを書いてきます。開発タブをクリックして Visual Basic Editor ボタンをクリックしてください。

8. 通常は左側にあるプロジェクトと書いてあるウィンドウで対象のブックのシート1をダブルクリックします。

コードを貼り付ける
9. するとシートにコードを直接記入する画面が現れます。
サンプルはコードを記入したあとの画面になります。
自分で書かなくても、以下のコードをコピーして、張り付けるだけで使えます。

Private Sub Worksheet_SelectionChange(ByVal Target As Range) Application.ScreenUpdating = True End Sub
10.選択した ワークシートで実行したい時のコードを張り付けた画面がこちらになります。

複数シートでハイライトを使用したい時
11. もし他のシートにもハイライトの設定をして選択セルの変更を反映させたいときに、 ThisWorkbookに以下のコードを貼り付けます。
Private Sub Workbook_SheetSelectionChange(ByVal Sh As Object, ByVal Target As Range) Application.ScreenUpdating = True End Sub

マクロ有効ブックとして保存する
12. このブックにはマクロを記述したので今までの xlsx 形式では保存できません。 通常のxlsx 形式で保存すると、マクロが消えてしまいます。そこでマクロ有効ブックで保存してください。

13. これで次回このブックを開いた時も、セルの強調表示のマクロが働いて、セルを変えるたびに指定した方法で行と列がハイライトされたり、列だけがハイライトされたりするようになります。お疲れ様でした。
