MDETERM関数 行列式を求める
MDETERM関数 数学と三角関数
MDETERM関数 数学と三角関数
MDETERM(エムデターム)関数は、行列式を求める関数です。
MDETERM関数を使用すると、正方行列の行列式を求める事ができます。行列式とは正方行列に固有の数値です。
また、正方行列とは、行要素の数と列要素の数が一致する行列を言います。
行列式は行列に逆行列があるかどうかを判断したいときなどに使用します。行列式が0のときその行列には逆行列は存在しません。
Excelバージョン:
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MDETERM関数
MDETERM関数は、正方行列(n×n型の行列)の行列式を計算する関数です。
配列がn×n型でない(行数と列数が異なる)場合はエラーになります。
MDETERM関数の書式 数学と三角関数
MDETERM関数の使い方
まず、2行2列の正方行列の行列式を求めてみましょう。MDETERM関数を使うには、直接入力するか、関数ライブラリの数学/三角ボタンからをMDETERM選択します。
MDETERM関数の引数ダイアログが表示されたら、引数の配列としてセル範囲を指定します。
OKをクリックして関数の引数ダイアログを閉じます。
数式が=MDETERM(A2:B3)と入力され、結果は-2となりました。
次に3行3列正方行列の行列式を求めましょう。
次に3行3列正方行列の行列式を求めましょう。
数式が=MDETERM(A6:C8)入力され、結果は56となりました。
2行2列の正方行列の場合、次のような計算が行われています。
3行3列の正方行列の場合、次のような計算が行われています。