グループや項目ごとに行の色を塗り分ける
境目がわかるように、色分けしたい Excel2013 技 64回
同じ行数の色わけでは対応できないグループや項目ごとに色分け
同じ行数ごとに色わけするには、オートフィルでコピーしたあとに、スマートタグから書式のみコピーを選択する方法で色分けができますが、同じ行数では、困る場合もありますね。
つまり、項目ごととか、グループごとに境目がわかるように、色分けしたいケースです。
そこで今回は、グループごとに行を色分けする方法を紹介します。
グループごとに行を色分けするには、条件付き書式で関数を使います。
(サンプルファイルは、こちらから 2013基本技64回サンプルデータ)
グループや項目ごとに行を色分け
グループや項目ごとに行を色分けするためには、はじめに関数を使って、同じグループやカテゴリ、あるいは同じ項目ごとに区別しなければなりません。
イメージ的には、以下の図のようにグループ分けしようということになります。(今回、色は2色ですが・・・)
![グループや項目ごとに行を色分け](gazo2013/waza1/2013_waza_64_01.png)
イメージ的には、以下の図のようにグループ分けしようということになります。(今回、色は2色ですが・・・)
![グループや項目ごとに行を色分け](gazo2013/waza1/2013_waza_64_01.png)
色をつけたい範囲を選択して、条件付き書式を選び、あたらいいルールをクリックします。
![グループごとに色分け](gazo2013/waza1/2013_waza_64_02.png)
![グループごとに色分け](gazo2013/waza1/2013_waza_64_02.png)
ルールの種類から、数式を利用して書式設定するセルを~を選択します。
![グループごとに色分け2](gazo2013/waza1/2013_waza_64_03.png)
そして、次の式を数式入力欄に入力します。
![グループごとに色分け3](gazo2013/waza1/2013_waza_64_04.png)
=MOD(INT(SUMPRODUCT(1/COUNTIF($B$3:$B3,$B$3:$B3))),2)
![グループごとに色分け3](gazo2013/waza1/2013_waza_64_04.png)
次に、書式ボタンをクリックして、背景色を決めます。
![グループごとに色分け4](gazo2013/waza1/2013_waza_64_05.png)
![グループごとに色分け4](gazo2013/waza1/2013_waza_64_05.png)
グループごとに色分けすることができたので、どこからが、お茶か、紅茶かがはっきりしましたね。
![グループごとに色分け5](gazo2013/waza1/2013_waza_64_06.png)
![グループごとに色分け5](gazo2013/waza1/2013_waza_64_06.png)
INT(SUMPRODUCT(1/COUNTIF($B$3:$B3,$B$3:$B3)))で同じ項目には同じ連番を打っています。
下図のようにコーヒーにはすべて1が入り、お茶には2,紅茶には3というようになります。
![グループごとに色分け式の説明](gazo2013/waza1/2013_waza_64_07.png)
MOD関数を使うのは、指定した数式の結果がTRUEの場合に、書式が適用されるので、MOD関数を使って2で割ることで余りを出して、TRUEとFALSEの色分けの判定に利用しています。
![MOD](gazo2013/kan/mod.png)
![MOD](gazo2013/kan/mod.png)
IND関数書式
![INT](gazo2013/kan/int.png)
![INT](gazo2013/kan/int.png)
SUMPRODUCT書式
![SUMPRODUCT](gazo2013/kan/sumproduct.png)
![SUMPRODUCT](gazo2013/kan/sumproduct.png)
今日の講義は以上です。お疲れ様でした。