PERCENTRANK.INC関数 配列内での値の順位を百分率で表した値を返す

PERCENTRANK.INC関数

PERCENTRANK.INC(パーセントランクインク、パーセントランクアイエヌシー)関数
関数

PERCENTRANK.INC関数は従来のPERCENTRANK関数と同じ

パーセンタイル順位を求めるPERCENTRANK.INC関数

Excel2010以降(Excel2013,Excel2016)で百分率での順位を求めたい場合は、PERCENTRANK.INC関数を使用します。 PERCENTRANK.INC 関数の機能及び使い方は、Excel2007まで利用していたPERCENTRANKと同じです。
PERCENTRANK関数は、Excel2010以降は互換性関数とされています。
Excelバージョン:Excel2010 Excel2013 Excel2016

PERCENTRANK.INC関数

指定した数値が、対象データ全体の中で、上位から百分率で何パーセントの位置にあるかを調べます。 Excel2010以降(Excel2007以前ではPERCENTRANK関数)では、PERCENTRANK.INC関数を使用します。
ただし、「百分率」とはいっても、これはセルの書式設定をした時に%表示されるということになります。 %の表示形式を設定していないセルでは、戻り値はそのまま小数で表されます。
たとえば戻り値が、0.1でならば10%ということです。
PERCENTRANK関数とPERCENTRANK.INC 関数は、0から1の範囲で、百分率の順位を求めます。 (100%の中で0%と100%を含みます。)

PERCENTRANK.INC関数の書式 統計関数

書式PERCENTRANK.INC(配列,x,有効桁数)

PERCENTRANK.INC関数の書式

PERCENTRANK.INC関数の使い方

PERCENTRANK.INC 関数を使って、パーセンタイル順位を求めてみましょう。
PERCENTRANK.INC 関数を使うには、直接数式バーに入力するか、 関数の挿入ボタンをクリックするか、 リボンの数式タブにある関数ライブラリボタンの統計関数からPERCENTRANK.INCを探します。
PERCENTRANK.INC関数の使い方
関数の引数ダイアログが表示されたら、引数配列には対象データ全体を指定します。
データ範囲を絶対参照に変更しておきましょう。
PERCENTRANK.INC関数の使い方2
次の引数Xには、B3セルを指定します。
有効桁数は、3を指定しました。有効桁数を省略すると3を指定したことになります。
引数を入力し終わったら、OKをクリックしてシートに戻ります。 PERCENTRANK.INC関数の使い方3
シートに戻ると数式を入力したセルに%の順位が表示されています。
次に数式をオートフィルでコピーします。
PERCENTRANK.INC関数の使い方4
PERCENTRANK.INC 関数では、戻り値が0から1の間の百分率で表示されます。同じ値には同じ順位が表示されています。
PERCENTRANK.INC関数の使い方5
Excel2010以降では、PERCENTRANK 関数を使っても同じ結果となります。