STDEV.P関数の使い方
STDEV.P関数 統計関数
STDEV.P(スタンダード・ディビエーション・ピー)関数は、データのばらつきを示す指標としての標準偏差を求めるExcelの統計関数です。
対象となる引数(統計データ)を母集団と見なし、その中の数値データを対象として、母集団の標準偏差を求めます。
Excel2007以前のバージョンではSTDEVP関数を使用します。
Excel2010以降で対象の統計データを母集団とする数値の標準偏差を求めたい場合は、STDEV.P関数を使用します。
STDEV.P関数の使い方はExcel2007以前のSTDEVP関数と同じです。
ただ、用途をより適切に表すために名前が変更されています。また、STDEVP関数は、Excel2010以降では互換性関数に分類されています。
Excelバージョン:
~
STDEV.P関数
STDEV.P 関数の計算の対象となるセルは、数値と数値を含むセルです。指定できる引数の数は254までです。
引数がセル参照である場合、文字列、論理値、空白のセルは計算の対象となりません。
STDEV.P関数の書式 統計関数

STDEV.P関数の使い方
STDEV.P 関数を使って、英語のテストの標準偏差を算出してみましょう。

STDEV.P 関数を使うには、直接数式バーに入力するか、 関数の挿入ボタンをクリックするか、
リボンの数式タブにある関数ライブラリボタンの統計関数からSTDEV.Pを探します。


関数の引数ダイアログが表示されたら、引数の数値1にセル範囲C4:E23をドラッグして指定します。


範囲が指定しづらい時は、ダイアログ縮小ボタンをクリックしてセル範囲を選択します。


OKをクリックしてシートに戻ります。STDEV.P関数の数式=STDEV.P(C4:E23)が入力されました。
全体の標準偏差は、13.01(小数点2位まで表示)となりました。


次に、個々のクラスの標準偏差を求めて比較して見ます。
同じ関数を使う時は、最近使用した関数ボタンから探すと便利です。
同じ関数を使う時は、最近使用した関数ボタンから探すと便利です。

全体の標準偏差と各クラスの標準偏差が求められました。これによりどのクラスのデータのばらつきが大きいか小さいかが一目瞭然となります。

