RANK.EQ関数 (ランクイコール)

通常の順位を求めるRANK.EQ(ランクイコール)統計関数

RANK.EQ関数 (ランクイコール)同点は同じ最高順位

RANK.EQ 関数はExcel2010で追加された関数ですが、機能はExcel2007以前のRANK関数と同じで用途を明確にするために名称が変更になったといえます。
RANK.EQ 関数を使うと、データを降順とか昇順に並べ替えることなく、順序をつけることができます。
またRANK.EQ 関数の場合は、順位を求めたい数値と同じ数値が複数存在する場合、それぞれが同じ順位で表示されます。 例えば3番目の数値が2人いた場合、その最高順位である3番が2人存在し、以降の順位である4番が欠番になります。
Excelバージョン:2019201620132010

RANK.EQ関数の書式

RANK.EQ 関数の書式は、RANK関数、RANK.AVG関数と同じです。
引数の順位を求める値には、データの範囲内で順位を求めたい数値を指定、または数値の入力されたセルの参照を指定してやります。 必ずデータ範囲に含まれる数値である必要があります。
引数の範囲には、順位を調べる対象となるデータ全体を、セル範囲の参照として指定します。「,」で区切った領域を指定することも可能です。
引数の順序には、求める順位が上位からのものか、下位からのものかを数値で指定します。 省略が可能です。順序の引数を省略するかOを指定すると、上位(大きい方)からの順位が返されます。 0以外の数値(例:1,2,3...)を指定すると、下位からの順位が返されます。

RANK.EQ関数の書式 統計関数

書式RANK.EQ(順位を求める値,範囲,順序)

RANK.EQ関数の書式

RANK.EQ関数の使い方

RANK.EQ 関数を使って、順位を求めてみましょう。
RANK.EQ 関数を使うには、直接数式バーに入力するか、 関数の挿入ボタンをクリックするか、 リボンの数式タブにある関数ライブラリボタンの統計関数からRANK.EQを探します。
RANK.EQ関数の使い方
関数の引数ダイアログが表示されたら、引数の数値に順位を求める値を指定します。 ここでは表の回数の最初のセルC3を指定しました。
参照の範囲には、順位を調べる対象となるデータ全体を、セル範囲の参照として指定します。例では表からC3:C11と指定しています。
RANK.EQ関数の使い方2
数式をコピーすることを考慮し、参照するデータ範囲を絶対参照にしておきます。
"C3:C11"をF4キーを押して絶対参照の"$C$3:$C$11"とします。
順序は大きい方を1位とするので、省略または0を指定します。OKをクリックしてシートに戻ります。
RANK.EQ関数の使い方3
数式をオートフィルでコピーします。RANK.EQ 関数を使用しているので、同点同順位は最高順位の複数存在することになります。
例では3位が2名存在し、4位が欠番で5位と続きます。
RANK.EQ関数の使い方4
互換性関数であるRANK関数を使用しても同じ結果が得られます